■ああ、久しぶりの更新になってしまった。

■それなりにいそがしく日々を過ごしていたわけだけれども、その合間には、匙屋にかき氷を食べに行ったり、GARAGEで器を買ったりと、近所で楽しんでいたのだ。そして友人が国立に越してくることになり、ますますご近所づきあいが活発になりそうだ。

■髪を切った。さっぱりとして気持ちがいいが、ちょっとやりすぎの2ブロックに少々不満の声も聞こえる。馴染んでいくことを祈る。

■酒とつまみ編集部編『酔客万来』を笑いながら読む。これをうんうんそうだよねと頷きながら読むようなことになれば一人前。私はまだ。

グリーンカーテンにと朝顔を育てているが、葉っぱが少なくスカスカでがっかり。もうちょっとうまくやることができただろうに、反省。ただ、眺めていると気分はいい。

■蒸し暑い一日。べっとりとした空気を身にまとい帰宅。

■妻の実家から夏野菜がたくさん送られてきてありがたい。オクラとモロヘイヤのぬるり和えをすすりながら、義母特製のブランデーベースの濃厚な梅酒をソーダで割って晩酌。至福のとき


■昨日は日曜市。暑い日でさすがに人手は少なかったが友人たちが来てくれて賑やかだった。ビールが水のようにするすると体内に入っていくのが楽しい。まさに夏。

■夜は隣家でインドのリシケシに嫁いでレストランを営んでいるMさん(初対面)を囲んでの宴に参加する。ビールをクイクイやりながら、インドの話、国立の話、「俗であること」についてなど、耳を傾け、語り合う。インド料理に舌鼓を打ち、絵描きの方に似顔絵を描いてもらったり、愉快に時間は過ぎる。日本酒「五人娘」を飲みだしてから酔いがまわり始め日付が変わったころ帰宅(といっても隣だけれど)し、布団の上に倒れる。

■日曜日。暑い暑いといいながらもエアコンはつけずに家にいて、一週間後の日曜市の準備とWEBSHOPの作業をすすめる。カレーを食べて3時から野球中継を観ながら我慢できずにハイボール。妻に、ウイスキー薄めに作ってあると言わなくてもいいことを言う。

■日が傾くのを待って駅前に買い物に出て帰り道に隣人のJさんとSくんに家の前でばったり。じゃあ一杯やりますかと隣家におじゃまする。もちろん一杯ではすまない。美味しいパンをいただきながら、ビール、そして久しぶりに赤ワイン。先日した話を初めて話すような口ぶりで話し始め、驚かれる。酔っ払っていたからか前に話したことを憶えていなかった…。近所に簡単な飲み屋があったらいいよねーと盛り上がり、自分たちでやればいいじゃんということになり、店名などを考えたりなんかしていたら、あっという間に時間は過ぎていき日付は変わっていた。

■8時半、起きてすぐカレーを食べて目覚める朝。くもり。いつものように庭の朝顔とシソに水をやる。コーヒーを淹れ、氷を入れたカップに注ぎ豆乳を加え、ごくごくやる。


■昨日は夕方より今年初の野球観戦へ。神宮球場の巨人ヤクルト戦。レフト側外野指定席最前列で観戦するも、目のまえの網があり、どうしても目の焦点がそこに行ってしまい少々困惑する。段々と慣れていったけれども。まだ明るいうちから試合が始まり、風が吹き暑くなく、押し寿司をつまみながら生ビール(YEBISUの売り子を狙う)をごくごくやっていると、気分は上々。目の前のレフトを守るラミレスが途中から鈴木尚広に代わるとその姿勢の違いに驚く。試合は後半ため息の連続で延長に突入しサヨナラ負け。風が少し冷たくなっていて、からだをさすりながらの帰り道。

■近所のWちゃんが持ってきてくれた鯵のお刺身と、妻が作ってくれた甘唐辛子の焼き浸しと肉じゃがを肴に、先日の宴で残った岩手の地酒を飲む夜。牧野伊三夫と鴨井岳の『今宵も酒場部』を読み継ぐ。

■昨日は早起きしたのに昼寝をしなかった。少し楽しみにしていたのだが。だからといってWEBSHOPの作業はさほど進めず、久しぶりにギターを抱えて汗をかきながらひとり歌ったりしていた。TBSラジオ爆笑問題の番組に菊地成孔がゲストで出たのをとてもおもしろく聴いた。菊地の話を「爆笑」の二人は興味深く聞いていて、その様子がまた良かった。リスナーからの質問で「食べ物は何回噛むか」というどーでもいー質問がきっかけで、おじいちゃんが餅を呑む風習があるがあれは何だという話題で大盛り上がりになり、ふき出す。おもしろかったなー。そのあとまたTBSラジオで菊地のレギュラー番組「粋な夜電波」(まるでFMを聴いているかのよう)を聴き、「マルモのおきて」の最終回をじっと見入るが、締め方がいまひとつでうーんと唸る。まあでもこのドラマはあまりストーリーは重要ではなくて、阿部サダヲと子役二人のやりとりを見ているだけでとてもいいのだけれど。

七尾旅人「どんどん季節は流れて」をあらためて聴き感銘を受ける。

■出かける妻に合わせ、4時半に起床し今これを書いているのは7時前。お茶漬けを食べて、コーヒーをすする。陽が照ってきた。今日は暑くなるのだろうか。ぼんやりとしている。WEBSHOPの作業をすすめよう。

■昨夜のNHK佐野元春のソングライターズ」はゲストが七尾旅人で楽しみにしていた。声がとてもいいよな、と食い入るように見つめる。このひとにはとても魅力的な「ゆらぎ」があるなと思う。

堀江敏幸「めぐらし屋」を読む。

■自家製のコロッケを妻に揚げてもらって、ウィンブルドンを観ながらビールとハイボールとともにつまむ夜。暑い一日だった。

■日曜日、Tちゃんからのお誘いで匙屋へ。たい焼き屋さんがかき氷をやるということで楽しみにしていた。続々と友人知人たちが集まり、みなで分け合い、宇治金時夏みかんとイチゴを少しづついただく。どれも自家製で素材の味が感じられ、品がありまろやかで口当たりがよくするすると入っていくとても美味しいものだった。たてつづけに口に運んでも頭が痛くなることのない不思議なかき氷だった。
そして、我が家へと流れて、庭で宴を開催する。周りの家々を気にしつつも、イスはこうしよう、この箱に料理を載せようなどとあーだーこーだといいながら会場準備。キッチンでは妻だけではなく、友人がなにやら揚げていたり、作っていたり、盛り付けしたりしていて、わくわく感が高まる。それぞれがつまみと酒を持ち寄ると、贅沢な宴ができる。ということを再確認。明るいなか、乾杯。それぞれの料理に舌鼓を打ちながら、ビールをクイクイやって、記念写真みたいなものだって撮る。雨がパラっと来たのを感じてさっさと家のなかに入り二次会。床にあぐらをかきながら、日本酒の利き酒だってする。そうしているうち記憶もあいまいで、みなで「マルモのおきて」を観たりしていて、結局お開きになったのは日付が変わったころだったか。たのしい一日だった。