2005-01-01から1年間の記事一覧
■昨日は休日だった。外に出たら急に年末感が濃くなっててびっくりした。 ■昼過ぎ吉祥寺に出てとりあえずいつものようにF書店に行って物色。講談社文芸文庫の小島信夫『抱擁家族』があったので持っているが買ってしまう。大好きな小説なので、だれかにあげる…
■荻窪ブック詣で。普段よりこころなしかお客が少ない店内は閑散としていたものの、逆に店員が張り切っていて大声で喚いていた。ありゃちょっとやりすぎだあ…。とは云うもののいつも恩恵を受けているんです。今日も買いました。森茉莉『私の美の世界』、尾辻…
■デレク・ベイリーが死んだ。大友さんの日記で知った。 ■何年か前の「FADER」にその姿が載っていてびっくりしたものだ。それからは氏のレコードを聴くときにはその写真を音と合わせて、演奏している姿を夢想したものだ。一度生で観てみたかった。 ■彼の音楽…
■クリスマスも終わり師走も終盤。もう今年は一週間もない。 ■さて、日記が空いてしまった。僕はなにをしていたろうか。■世間がクリスマスイヴで盛り上がっていた頃僕はバイトをしていた。なんとなく街行くカップルが浮き足立っているように見え、逆に1人で…
■バイトに向かう電車の中、本を持ってくるのを忘れたことに気づく。手持ち無沙汰の帰り道になるのを防ぐためバイトが終わってからO館へ。富岡多恵子『厭芸術反古草子』、福永武彦・永井龍男・円地文子・谷崎潤一郎訳『お伽草子』を買う。帰りの電車の中では…
■昼間遅く起きて家でレンタルビデオを観る。外は強い風。洗濯物が飛ばされるのを恐れて部屋の中に干す。珈琲をたっぷり淹れる。お湯を注ぎふっくらと膨らむ挽いた豆を見ているとゆったりと暖かな気持ちになる。休日でこれから映画を観るという状況で珈琲を淹…
深沢さんの本を読んだらこのCDも聴かなきゃ治まらない。
■↑という言葉で始まる深沢七郎の『人間滅亡の歌』を外出したときの読書用に鞄の中に入れる。その前には何を持ち歩いていたのかというとそれも深沢七郎の本で『妖木犬山椒』という。読み終えた。表題作のほか短編が八篇収録されていてどれも面白かったのだけ…
■はてなのアンテナに僕のこの日記を登録している方が1人増えた。ひそかに嬉しい。■しかし、どんな人がこの拙い日記を読んでくれているのか。 ■昼間立川ウインズに籠もり馬券買い。大負け。まったく困ったものだ。 ■吉祥寺に出ていつものF書店で文芸誌最新…
■この日記を書くときに困る、というか悩むのが敬称を付けるか付けないかという問題がある。もし付けるとしても「さん」にするか「氏」にするかとか、本当に頭を悩ませることになる。毎日愛読している貞奴さんのサイトの日記にこんな記述があった。「敬称とい…
■バイトに出掛ける直前、笑っていいとものテレフォンショッキングが黒柳徹子だとわかり慌てて録画。帰ってきて観てみたら途中で切れた。いつもならテレフォンショッキングは12:30くらいには終っているだろうと見当をつけそこまで録画しておいたのだが、いい…
■昼過ぎ、タモさんが昼の仕事を終えた頃のそのそと起き上がる。今日も気持ち良い晴天。洗濯物を片付けて八王子へ。公民館の休憩所のような地元密着感を漂わせているドトールで一服して八王子市夢美術館に行く。20世紀後半に活躍したドイツの画家ホルスト・…
■ただいま午前5時。床に着かなければ。バイト帰りに荻窪ブックで買った本の記録とその他少し書くとするか。■澁澤龍彦『エロス的人間』『悪魔のいる文学史』、ちくま日本文学全集『中島敦』『内田百輭』、永井荷風『摘録 断腸亭日乗』(上・下巻)、『水木し…
ニューヨークのギタリスト。か細いエレクトリックギターの音が強靭に響き異常な存在感。針金のような音とでも言おうか。指の動き、弦の上をすべる感触が目に見えるよう。
■バイト先でクリスマス用のお菓子が詰まった長靴をいただく。この歳になってもらうとは思わなかった。懐かしくなんだか嬉しい頂き物。 ■部屋でこたつに入り本を読んでいて背もたれが欲しいなと思い、いつも座っている位置の反対側、めったに座ることのないと…
■東京で初雪が観測された。とても寒い日だった。昼間から雪が降ってもおかしくないなと多くの人が思っただろう日曜日。■今日は荻窪で法事。祖父の三回忌。礼服着用。馴れぬネクタイに苦戦していたら遅刻。駅から駆ける。酒が好きだった祖父に心から献杯。エ…
■講談社文芸文庫の阿部昭『千年/あの夏』を読了。七つの作品が収められた短編集。子供の視線から描いた作品が多いのだけれど、それはあくまでも「視線」が子供のものであって、「語り」は大人のそれだ。子供時代に見たものを反芻してみると見えなかったもの…
冬の夜によく聴いている気がする。詞が生々しくて聴き入ってしまう。
■昼間、道端に突っ伏して呻いているおじさんを発見。近づいてみると何かぶつぶつと言っている。どうやら酔っ払っているらしいことがわかる。 「にゃあ、にゃあ、猫みたいにしがみついてがんばるぞ」という声が聞こえた。 ■そういえば朝、家の近くで猫が4匹…
■以前の日記を遡って読んでしまった。時々こういうことがあって、読み出すと止まらなくなる。ざっと読んでみると、以前のほうがきちんと書いていたような気がする。文字数も多いし。まあ今に比べると、と言う感じで大したことはないけれども。ま、今は今でこ…
■昨夜のアスパラ完食が効いたのか、本日下痢P。トイレに駆け込むこと数回。 ■国立ブックで『文藝別冊 色川武大VS阿佐田哲也』。若い頃の色さんの写真が載っている。鋭利な風貌で無闇に近寄り難い印象。かっこよし。 ■夜、小津安二郎『浮草』を観る。中村…
■晩にひとりギンビスのアスパラガスを一袋平らげました。
■バイト先で安岡章太郎『僕の昭和史Ⅰ』を買う。先日荻窪ブックでⅡとⅢを買ったので全三巻揃った。カバーの絵がタバコのパッケージを模しものになっている。並べて眺めると楽しい。昭和63年度の野間文芸賞。その年の次、つまり昭和64年で昭和は終った。 ■…
■昼間、自転車置き場から駅まで歩く間、豊田道倫『東京の恋人』の最後の曲「東京の恋人」の「東京の恋人〜」というリフレインに川本真琴のコーラスが重なるところで視界がぼやけた。 ■阿部昭「千年」「桃」を読む。どこか梶井基次郎を思わせる。というか「檸…
■昨日は友人たちとある企みのために海に集合した。昼から小田急線で鵠沼海岸へ。風が冷たいがいい天気。海面に照らされた太陽の光に見惚れる。 ■新江ノ島水族館で海洋堂のガチャガチャをガチャ。マカロニペンギンとオウムガイが旅のお供に。 ■鎌倉で「今まで…
■今日でOL生活を終えて明後日から大阪に嫁に行く友人と西荻戎で飲む。 いつもと変わらない調子で飲む。 その友人がタクシー券を持っているというので電車はまだあるというのにタクシーに乗って帰る。東京の街を眺めたいからと言う。ぽつぽつ話しながら流れ…
■さあ日記だ。■今出ているユリイカが面白そうだ。「野坂昭如特集」。金井美恵子、坪内祐三、岸野雄一、菊地成孔、水越真紀、三田格、工藤キキ、ECD等々豪華な執筆人がそろっている。それにしても後半4人の人選てもろエレキングじゃん。懐かしい。 ■バイト後…
■また日記書くの空いてしまった。 ■金曜日はバイト後古本屋へ。O館。店頭の均一棚で「群像」05年の6月号と9月号、そしてなんと和田芳恵『接木の台』も。和田芳恵名前から単純に女だと思っていたけど男なんだと今頃になって知りました。店内で保坂和志『世…
■さあ、日記だ。このところサボっていた。こんなに空けたのは初めてではないだろうか。■今、早朝である。といっても午前8時。世間ではなんと言うのか知らないが、僕にとっては早朝である。友人らを駅まで送って帰ってきたところだ。昨夜9時頃から自宅に飲…
■気が滅入る朝だった。それはとても些細なことだったが気が滅入るには充分な出来事だった。「納豆が手に乗る」。こんな朝はたとえ日曜日でいい天気であろうとも気が滅入ることは必死だ。よそ見をしながら納豆を勢い良く掻き混ぜていたらバランスを崩し納豆が…