■夕刊が平岡正明の死を伝えていた。

■今日、昼間、電車の中で現代詩文庫の『稲川方人詩集』思潮社を拾い読みしていて、巻末の四方田犬彦による詩人論のなかで、「稲川方人とわたしは、少なからぬものを共有している」こととして、「平岡正明の熱狂的な愛読者」であると書いており、そうだそういえば平岡正明の『哲学的落語家!』筑摩書房が読み途中だったなと気づかされ、平岡の著作は積読のものがたくさんあるしこれからが楽しみだな、などと思っていたのだった。

■『平岡正明のDJ寄席』愛育社は、氏の饒舌な語りのただならぬ様を伝えていた。ぜひ一度生で聞いてみたかった。惜しまれる死。残された著作は山ほどある。大切に読んでいこう。


■DVDでアキ・カウリスマキ『ラヴィ・ド・ボエーム』とセルゲイ・ポドロフ『モンゴル』を観る。前者のエンディングで日本語の歌「雪の降るまちを」が流れ、いたく感激した。