■昨日は行き先をあれこれ考えた挙句、府中競馬場へ。これが良かった。というのは、中穴馬券を当てたということもあるし、飲み仲間の友人カップルにばったり会ったからだ。馬券は中穴といっても百円しか買っていなかったのでトータルでとんとんというところだが、ひさしぶりおおきいのを当てて気持ちよかった。陽射しが強く、頭の皮がじりじりして少しボンヤリしてパドックで馬を見ていたら、普段競馬をしない(初めて来たらしい)友人ふたりがいて、まさかの会合となった。十二レースが終わり、競馬場を出てすぐのところに屋台が鈴なりになっていて、路上に会社によくある折りたたみ式のテーブルと丸イスがならんでいて、わたしたちも吸い寄せられるようにそこに座り「あの七番がしっかりしてくれればよー」とか何とか言いながら、瓶ビールとモツ煮で乾杯した。まだ日が暮れる前で明るいのに皆威勢よく飲んでいて、うるさくて、あたたかくて、気分が盛り上がらないわけがない。それから吉祥寺に出てひさしぶりにボーリングをして低レベルの競い合いをし、Yくんが合流して台湾料理屋で飲んで、ヨドバシ前でコーヒーすすって帰宅。ぐったり疲れてすぐに眠った。


佐藤泰志海炭市叙景』読了。ひたひたと生きるひとのかなしみが伝わってきて息が詰まるようだった。ときにはそういうものを読むのもいい。自分の足もとをみつめることになる。いつもだったらつらいけれども。