awayama2008-01-25

■休日。キャベツと豚肉を豆板醤を和えて炒めたものと飯と味噌汁を作り食べコーヒーを飲みながらずっと前に注文して手元にあった『VECTORS』をやっと開く。佐々木敦×大谷能生対談をプリントアウトし読むと、お互いの共通の話題として演劇(舞台芸術・ダンス?)が出てきているのが興味深い。


■吉祥寺に出てF書店で厚い文庫本だと見ると鶴見俊輔『期待と回想』朝日文庫、いつか読もうと思っていた晶文社のあの本が文庫でも出ていたのかと驚いて奥付を見ると二〇〇八年一月三十日とありそういえば最近新刊書チェックを怠っていたなと思う。迷わず購入。それから久々にBブックスへ。店長のFさんとは少々の面識があったため挨拶しようかと迷いながらこそこそ棚を見る。古本の棚が増えとても充実した品揃え。いくつもあった欲しい本からとりあえず二冊選ぶ。現代詩文庫『松浦寿輝詩集』思潮社(「ウサギのダンス」が読みたくて)と杉山平一『詩と生きるかたち』編集工房ノア(この人の本はいつか読みたいと思っていた。編集工房ノアの本を買うというのは特別な気持ちになる)。いい買い物だ。レジに本を持ってったときにようやく挨拶。時間がなかったためゆっくり話せなかったまた行こう。


王子駅で降りて父親の公演を見る。正方形に近い形の舞台を二階席から覗き込むようにして観た。箱庭で好きな音楽(グールドやブリジットフォンテーヌ)を流しオドッテイタ。贅沢な遊びを見せられた感じでとても羨ましく思った。久しぶりのソロでそれもよかった。



国分寺に戻りふと家に帰る前に一杯やりたいなと思い、気になっていた近所の中華食堂「ホーライ」でアサヒの瓶。つきだしとして冷奴が出てきたのが嬉しかった。鶴見俊輔『期待と回想』の津野海太郎の解説を読みながら餃子をつまむこの歓びはちょっとなかなかない。