■
■朝、祖父の様態が悪化との電話あり、葡萄をつまみヨーグルトを食べて駅前からバスに乗り府中病院へ。まだ温かかったが既に息はしていなかった。張り詰めていたものがはじける。見晴らしの良い病院の八階から見た空は曇り。
■火曜日が友引のため間をとって水曜お通夜、木曜告別式になった。明日明後日は日常が待っている。いつものようにはいかないだろう。ぼんやりと乗り切っていくことになるのだろう。
■夕方、八王子で解散。いろいろなことを思い出しながらふらふらと駅周りを散歩。古本屋。こんな日だけれど。いや、こんな日だからこそ私は本にしがみつく。小林信彦『名人 志ん生、そして志ん朝』文春文庫、堀江敏幸『おぱらばん』青土社、細川周平『トランス・イタリア・エクスプレス』筑摩書房、福田和也『ろくでなしの歌』メディアファクトリーを買う。
■昼間はおにぎりとサンドイッチしか食べていなくて濃い味のものを欲し、夜、家でたこ焼きと宅配ピザで満腹。今静かな気持ち。