■Kの弟Yくんから猫のブックエンドをもらう。すばらしい。


■汚い話なのだが、コップにゲロ(一気に変換しようとしたら「コップ逃げろ」となってこれはこれでとてもおもしろいなあと思いました)をしている人を見たことないなあとふと思った。ありそうなのにない。


■ずいぶん前にそういえば、堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮文庫を読了。いやらしすぎない上品さがとても良くて、他のも読んでみようという気になった。藤枝静男『田紳有楽』講談社文庫を読了。池に沈められたグイ呑みが金魚に恋をしたり、茶碗が下水管を通って旅に出たりと滑稽奇譚と言うのが相応しい小説なのだが、それだけでは終わっていないところに作家の凄みを感じた。でも逆に言えば、その滑稽さをもっと過剰に加速させてただただ滑稽な物語にしてもおもしろかっただろうにと生意気なことを思う。

いつか王子駅で (新潮文庫)

いつか王子駅で (新潮文庫)

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)