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■夏。エアコンは家ではほとんどつけていないがやはり寝苦しいのでいろいろ試行錯誤している。
■日曜日。吉祥寺でスーツを仕立てる。スーツ姿の自分は見慣れないので可笑しかったこと。それからずっと気になっていった喫茶店「三番地」へKに連れてってもらう。気取っていないのに落ち着きのある見事な雰囲気で気に入った。新聞読んでるおやじ客がいるのがいい。珈琲はもちろんおいしかった。Kと久々に真面目な話をした。
■その夜、大学時代から(といっても私だけ中退している)の友人たちと飲み会。いつも集まろうと思ってもなかなか集まらないのだが、今回は直前に思いつきで招集をかけてみたら6人全員集合。「相変わらずだねえ」と何回言い、何回言われたことか。寛いだ気分で酒がすすんだ。
■小林信彦『袋小路の休日』講談社文芸文庫、読了。七つの短編どれも主人公は過去と現在を比べなんらかの感慨を催す。その感慨はノスタルジーという一言では片付けられない濃密な実感がこもった文章で語られていて小林信彦の「凄み」を見せつけられたような気がした。解説は坪内祐三。参考資料として中公文庫版の色川武大の解説も載っている豪華な一冊だ。
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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