戸張大輔を聴いている。久しぶりに聴いている。妙に巧い歌とギター、多重録音による歪み、エスニックなメロディー、表面的には色物扱いされそうだが、そんなことはない。戦慄(旋律)を覚える(憶える)くらい美しくポップな名盤。今日の昼間、バイト中から、帰ったらこれを聴こうと考えていた。帰ったらあれを読もう、あれを聴こうと思うことはよくある。がしかしそのことを憶えていて実行することはあまりないんじゃなかろうか。

ギター

ギター



■購書欲が高まっていたので、木曜は正午過ぎに家を出て、高円寺、荻窪西荻窪、吉祥寺と古本屋を回る。先ずは高円寺T書店で外の棚でうんうんうなる。なかなか買おうと思うものがない。一冊なんとかひねり出したのは長田弘『開かれた言葉』筑摩書房ベケットの「ゴドーを待ちながら」についての文章があったので買う。そして次に行った荻窪F書店でなんとそのベケットの欲しかった本『名づけえぬもの』と『マロウンは死ぬ』白水社が、印が押してあった(文学座の)が格安の300円で出ており驚く。こういうことあるんだよなあ。けっこう。これらは自分用で、日曜市用にもいろいろ買う。


■ずしりと重い本をいれたバックを抱え西荻から吉祥寺まで歩く。少し肌寒い日だったが歩くと体が暖まってちょうど良く、足取りは軽かった。以前よく歩いたこの道。そのときのことを思い出してしばし感慨にふける。


井の頭公園内にある東南アジア系カフェでラーメンとギネス。炭酸が物足りないギネスは普段はあまり好まない(だからといってスーパードライも好みません。キリンのクラシックラガーが一番麦酒らしいビールで好きです)が、昼間飲むビールとしては上々。そしてこの店、昼間麦酒休憩するのにちょうど良い。癖になるかも。


■夜、録り貯めていた「タモリ倶楽部」を一気にまとめて観る。贅沢。やはり鉄道系の回は活き活きしている。私もうれしくなってくる。