酔い

■昨日も不動産屋。順調に進んでいる。


■昨日もまた購書。正津勉の現代詩文庫とか須賀敦子『地図のない道』とか立川志らく『全身落語家読本』など。久しぶりに誰もいなかったタリーズ屋上で『全身落語家読本』の序盤を夢中になって読む。なぜだか感極まって視界が霞む。旨く説明できないが、これだけ落語のことを考えている人がいるのかと思うと…。


■夜はまた麦酒麦酒麦酒。エビスを瓶で飲んだ。おっさんばかりの大衆居酒屋は気持ちよい。


■今夜は缶ビールが一本しかなかったので、日本酒を家では久しぶりに飲む。今酔っ払ってとても眠い。眠い。眠い。寝よう。


■最近新居のことばっかり考えて、他のことに集中できない。


保坂和志の芸大での講義をネットで聴く。喋り方は今まで作品に触れて想像していたのと違って意外(?)にざっくばらんで好きな感じだ。もっとぼそぼそ喋る人だと思っていた。


■何かひとつ現代小説でも読んでみようと思って星野智幸の『目覚めよと人魚は歌う』新潮文庫を読んだが、あまりピンと来ることないまま読み終える。登場人物のネーミングは面白かった。「ヒヨヒト」ってやっぱり「裕仁」を思わせるし「エル・ヤマト」と「タケリート」ってのも出てくるし(ヤマトタケル!)、「密生」っていうのは『万延元年のフットボール』の「蜜三郎」を思い出した(ってこれは違うか…)。全体的にうまいと思ったけど物足りなさが残った。もっと破綻があっても良い。