郵便物

■帰宅すると大きな封筒が届いていた。大阪で音楽レーベルをやっている友人から新しくリリースしたCDだった。北村早樹子『聴心器』という六曲入りのミニアルバム。帯には早川義夫のコメントが載っている。早速聴いてみる。シンプルなアレンジのピアノとストリングスに乗せて不安定だが強く迷いのないボーカルが聞こえてくる。それはどこか小学校の音楽室から聴こえてくるような気がした。というと、どこか牧歌的なものを連想しそうだが、そう一筋縄ではいかない。その言葉は、歌詞は、歌う必要があって歌っているということがよくわかる、必然を感じさせるもので心を動かされた。まだ一度聴いただけの感想なので、また何度か聴いて、送ってくれた友人に感じたことを伝えよう。