もう朝

■さて、朝の5時だ。もう寝なくてはと思う。けれどこれから風呂に入ったりなんやかんやで、床につく頃には外が明るくなっているのだろう。

■ここ数日瞼の痙攣が続いているので蒸しタオルを目に当てたい。目が疲れている。そういえば私の目の下にはいつも隈がある。たぶん、いくら熟睡してもとれないだろうと思う。そいう顔なんだ。


■雨がよく降った。午前中、コートを濡らしながら歯医者に行く。一本の歯の治療が一ヶ月以上もかかっている。今回で五回目か。しかもまだ治療は完了しないらしい。そういう商法なのかと疑いたくもなるが、具合はいいので満足することにしている。次回で完了らしい。


■雨が上がりの夜道を颯爽と歩き荻窪ブックに入る。好きな作家としてまず「深沢七郎」を挙げていて興味を覚えた青木淳悟の『四十日と四十夜のメルヘン』新潮社と「現代詩手帖2003年1月号」、谷川俊太郎『女に』マガジンハウス、石川淳『諸国畸人傳』中公文庫を買う。現代詩手帖荒川洋治の「フィクションとしての詩について」という講演録がおもしろそうなので買った。早速読んでみたらおもしろい。作者自身の私的な現実と作品を安易に繋げてしまうのはつまらないというところを興味深く読んだ。詩はフィクションなのだということを実は多くの人が忘れてしまっているのではないだろうか。