書こうと思うが

■久しぶりにこの日記を書こうと思うが、うまくいくだろうか。「うまくいく」とはなんだかよくわからない言い回しではある。とにかく書く気が起こらないのだ。でも、とにかく書く。簡単に書く。「書く」とは言うもののこれは(キーを)「打つ」と言うほうが正しいのかもしれない。

■こうして間が空いて更新する時はそれまでの日々を振り返ったりしたものだが、今日はやめておく。で、なにを書くかといえば、それはまた買った本についてだ。

■今日のバイトの帰りに寄った国立ブックで色川武大を3冊。『怪しい来客簿』、『離婚』、『恐婚』。すべて文春文庫。105円。色川さんはもう僕の基本のようなものだが『恐婚』持っておらず未読。楽しみである。『怪しい来客簿』と『離婚』は持っているにもかかわらず安く見つけたので買ってしまう。色川作品と深沢七郎作品についてはそうしている。もちろん同じ本をいくつも持っている趣味はないので友人らに進呈することにしている。


■さてそういえば昨日の午前中、吉祥寺のF書店に行き戸板康二歌舞伎十八番』という背表紙が見え、手に取ると、何ともいえないレタリングとイラストで思わず唸る。

やっぱりな。花森安治のデザインだ。昭和30年、中央公論社発行。200円で買う。そういえば2人とも「ヤスジ」だ、と思う。花森安治展に行かなきゃなとも思う。

花森安治と「暮しの手帖」展

2006年2月4日[土]−4月9日[日]

世田谷文学館

本展では、花森安治の表紙原画・カット作品はもちろん、世田谷の作家たちとの交友も交えて、戦後の文化、ライフスタイルに大きな影響を与えた「暮しの手帖」と、編集長・花森安治のエディトリアル・スピリッツを探ります。