勝ち馬投票券

■午前11時過ぎに起きて薄皮つぶアンパンをひとつ口に入れ水をごくりと飲み、競馬へ。今日もなかなか当たらずに悶々としていたが、これまで続いていた負けを取り戻す瞬間が訪れることとなった。万馬券、しかも290倍のレースを当ててしまう。手が小刻みに震えわが眼を疑ったが現実のようだ。今迄で一番の当たり。これだからやめられないのだ。その次のレースも当たり、反動で何か起こらないかと少々怖くなった。

■自分への褒美として帽子を買ってそのまま被って店を出て、立川ブックへ。文庫3冊500円セールが開催中。少し興奮。が、あまり拾えず。昨日からやっていたのでもう良いものは拾われてしまったのだろう。吉行淳之介『私の文学放浪』、金子光晴『ねむれ巴里』、『山頭火 句集(四)』を棚から抜く。吉行淳之介は『目玉』という短編集をむかし読んでやけに印象に残っていて、久しぶりに氏の文章に触れたくなった。山頭火春陽堂から出ている「山頭火文庫」というシリーズでこれはコツコツ揃えたいと思っている。


■そのあと国立ブックへも赴く。二日連続。入荷したてでこれから棚へ入れようとしている本をこそこそ探り、文庫の山の中から『水木しげる妖怪文庫』の1〜4巻を見つけるすかさず手に取りレジへ。ほくほくだ。


■夜は混み合うニチニチへ。いつものようにゆっくり美味しい料理を酒をいただく。ここにくるといつも紹興酒を飲む。飲みたくなる。最後に頼んだ砂肝の醤油煮はいつも通り絶品だったなあ。ほかにもラム肉を使った揚げ餃子とか…もう愛すべき店である。