ひさしぶりの雨

■バイト前、銀行で入金を確認し、おろし、国立ブックにふらりと寄ると大量の美術手帖。3冊購入。久しぶりだな美術手帖買うの。「大竹伸朗の本」特集を読んでいるとムクムクと創作意欲が湧き上がってくる。大竹氏の作品や文章、言葉に触れることが僕のガソリンになっている。燃費は良くない僕だけれども。今年は秋に東京都現代美術館で大回顧展が開催されるらしい。とても楽しみにしている。


■今日は久しぶりに雨らしい雨が降った。潤うようで心地良い雨降り。傘をさして歩くのは嫌いだけど今日は気持ちよく感じた。体が雨を欲していたのだろう。


深沢七郎『余禄の人生』読了。随想集。即物的思考翁の印象変わらず。愛らしくもコワイ深沢さんに一目でいいから会いたいと強く思うが、もうそれは叶わない。なかに実にチャーミングな写真が掲載されていて、ことあるごとにそのページを開いてはニヤリとしている。

ひょろりとした佇まいがとてもいい。


■『文學界』2005年9月号掲載の小谷野敦「落語を聴かない者は日本文化を語るな」を読んで、タイトル通りのその心意気は読んでいて気持ちが良く、もっともっと落語を聴こうと思った。