兵どもの夢の跡

■昨夜、近所のブックでこの連休中単行本500円均一セールをやっていることを知り開店したての店内に駆け込む。前から気になっていたアレやアレはあるだろうかと昨夜から思いを巡らしていたのだがなくなっていた。セール3日目。遅かった。すでに荒らされていた。それでも気を取り直して、息を落ち着かせて、棚をジッと見つめながら蟹歩きの要領で順番にまわる。田中小実昌『バスにのって』、小島信夫各務原 名古屋 国立』を買う。


■今朝は早起きをした。早起きといっても僕は普段11頃起きるのだから、今朝は9時に起きて、これが早起きということになる。何のためか。開店したばかりのセールを狙うためという理由もあったが、まず起きて大急ぎでやったこと、それはゴミ出しである。ゴミ出しのために早起きをする。なんともやるせないが、眠い目をこすりながらフラフラボーっとゴミを持って外に出ればたいていの眠気は寒さのせいでスッキリとなくなってしまうから丁度良い。

■バイト前に吉祥寺のブックも覗く。セールを期待していたのだが、どうやら土曜日一日だけで終えてしまったらしい。


■バイト後、荻窪のブックも覗く。しめしめ、セールやっているじゃないか。集中して棚を順々に睨みつける。が、ない。もう一度念のため廻る。やはり、ない。セール最終日の23時過ぎだもの。当たり前。兵どもの夢の跡。

■結局文庫を二冊購入。永井龍男『青梅雨』、森茉莉恋人たちの森』。


■親指のひび割れが良くなってきたと思っていたら、また痛みだした。指先に潤いを。