中公文庫

■休日なのに、なぜか眠いところを無理して起床。このところ眠い。布団の中が気持ちよい季節になった。


■吉祥寺へ。電車の中で読んでいた川上弘美の『溺レる』が中途半端なところで着いてしまったので、井の頭公園に赴きベンチに座り、最後まで読む。独特の箱庭的な小説世界は少し閉鎖的な感じがするけれど、同時にそれが魅力的でもある。先ず文章がしっかりしている。全編に漂うはかないエロティシズムが少し古風な文体ととても合っていて、前に読んだ『蛇を踏む』よりも面白く読んだ。また何か読みたいなと思う。


■吉祥寺の古本屋を廻る。古本センターで吉田健一『舌鼓ところどころ』。ブックセンターで色川武大『引越貧乏』(二冊目。誰かにあげるため)。Y屋でまたまた吉田健一『東京の昔』を格安で。そういや、電車に乗る前、国立M書店でも買ったんだった。石川淳『諸国畸人傳』を。色川さん以外の三冊は中公文庫。中公文庫はいいなあ。


■前から欲しかった小さめのリュックを捜索。いろいろな店を廻って検討。コロンビアのシンプルなのに落ち着く。さっそく使うぞ。



■夜、安酒で酔い、帰宅。