湿疹、その後

■一晩寝たら湿疹はすっかり落ち着いた。昨晩の自分がまるで夢のようだ。


■今夜は冷奴と茄子のチーズ焼きとチップスターを摘みながら晩酌。もったいなくて途中で読み進めるのを止めていた坪内祐三『古くさいぞ私は』を最後まで読んでしまう。氏の文章は平易だが実感がしっかりとこもっていて好きだ。どこか色川武大の文章を思わせるところがある。そして、小島信夫『吃音学院』を移動中に読む。昨日も書いたけれど、やはり人間と人間のあいだに生まれる歪、軋轢がどこかユーモラスに描かれているところが『アメリカンスクール』と共通していて、そこがとてもおもしろい。


■酒が進みひどく酔っ払っているなと思っっていたら、Xから電話。あちらもたくさん飲んでいたようで、しかも吐いたと言う。しかし、そんなことは信じられぬほどのあっけらかんとした口調だった。それがひどく可笑しかった。