かゆい

■そういえば記し忘れがあった。一昨日だったか荻窪ブックで武田百合子『日々雑記』、宮沢章夫サーチエンジン・システムクラッシュ』を購入した。


■夕方、なんか体が痒いなと思ってぽりぽり掻いていた。風呂に入るのに裸になって体を見ると足と腕を中心に多数の湿疹を発見。何だろう。こんなの初めてだ。食べ物のせいだろうか。痒い痒いとにかく痒い。集中力著しく減退。読書もままならず。


小島信夫アメリカンスクール』、『小銃』を読んだ。このおもしろさ滑稽さはほろ苦い。簡単に飲み込むことはできないし、飲み込めば苦々しさが残る。とても不思議な味わいの小説でニヤニヤしながら読んだ。前者での、戦後間もない日本の英語教師たちがアメリカンスクールへと視察に向かう道中のやりとりを通して各々の人間のズレ、さらに日本とアメリカの間のズレによる歪みを滑稽に描く手法は見事だ。