焼肉臭い夜

■朝、起きぬけに昨夜書きそびれた日記を書く。そのままエアコンを効かせた部屋であれこれ。


■夕方になってやっと外へ出る。ユニオンで少しCDを処分し吉祥寺へ。タワーで弟の誕生日プレゼントのためのCDを買い求める。あらかじめ「これが欲しい」と頼まれたものだったので選び迷う楽しみはなかったものの、その頼まれたCDが僕にとってはおよそ縁のないギラギラゴリゴリのギャングスタ・ラップで、レジに持っていくときに少しドキドキしたのが面白かった。

■『ECDVD』も探したのだけれど吉祥寺にはどこにもなかった。あ、でもワルシャワ行くの忘れてた。


■最近いつも鞄の中に忍ばせている永田耕衣の句集『生死』より。

あんぱんを落として見るや夏の土

という一句にこころ奪われる。映像喚起力がある。すばらしい。
視点の変化。そして発見。

■夜は焼肉屋で汗をかきかきビール祭り。牛レバーをたくさん。話好きの店長はもうたくさん。


■帰ってきて、保坂和志氏のサイトでプリントアウトした『プレーンソング』、『残響』、『コーリング』の創作ノートを読む。こんなにのめり込むとは。とりあえず他のものも読んでいこうと思う焼肉臭い夜。