■昨日は妻と鎌倉へ。とくに目的はあるようでなくて、昼過ぎに着き、とりあえず腹がへったからたまには鰻でも食べようと思って見当をつけた店が二軒とも休みで、ふらふらと蕎麦屋に入ってざるの大盛りと天ぷら盛り合わせを食べる。妙に美味しくて、もうこれで満足してさあ帰ろうという気に一瞬なる。鶴岡八幡宮をお参りして、修学旅行(遠足?)の子供たちを観察し、とても好きな古書店「木犀堂」の棚に見惚れ、住宅地を散歩し家々に見惚れ、行きたい店を探してうろうろしてトンネルを抜けると、とつぜん無機質で現代的な設計の建物が現われ、なにかとおもってそわそわしていたら鳥居が立っており不気味でしかたがなかったところに遭遇し(妙に怖くて写真も撮れなかった…)、目的の店には辿り着けずあきらめ、みつ豆を食べ、帰る。今回の鎌倉行きはなんだったんだろうと少し首をかしげつつも、いい時間を過ごしたように思うのだった。

■車中はホンマタカシの『たのしい写真 よい子のための写真教室』でも紹介されていた荒木経惟『写真への旅』を一気読み。ひさしぶりに読んだ荒木のダジャレ文はやっぱりかっこいい。荒木に鎌倉を撮った写真はあったかしらと目をつむる。

写真への旅

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