■もういくつ寝るとお正月になるのか、指折り数えることができるほどに迫っているのだと気づいた休日。その前にクリスマスというものがあるのは知っていたけれどいまいち意識していなかったのだが、本日無謀にも表参道を闊歩してそのイルミネーションを見るにつけ実感。まあそれよりも妻の誕生日なのだが。

■表参道を歩いたのはついでで、目的はシアターイメージフォーラムで『ハーブ&ドロシー』を鑑賞することだった。低所得で決して広くないアパートに住んでいるにもかかわらず、膨大な量の現代アートを蒐集している夫妻のドキュメンタリー。これを集めるならあれもなくてはならないなどという余計なことを考えず、「蒐集」ということの基本、自分が好きなものだけを集めるという、至極真っ当でしかしそれはなかなかできないであろうことを飄々とやってのける夫妻に感激した。そしてつい洲之内徹のことを思い出す。ひさしぶりに読もうか。