■17日の日曜市はとうのむかしに終わったような気がする。床も使って広々と本を並べるようにしてみたら、これがしっくりといって、たくさん買っていただく。よかった。

■本格的に寒くなってきた。新居初の寒さを体験。木造の平屋ということでなかなかのものだ。前の住居ではガスストーブを使っていたが、新居はプロパンということで使えない。石油ストーブを物色中。


■そんななか来客だってある。ちょうどその日は寒くなる前でよかった。ご近所さんが集まる。昼間庭でおとなりのJさんと立ち話していたら、夜はこちらに来客、あちらにも来客があるというので、じゃ合流しましょうと、なかなかにぎやかな宴になった。こういう感じはいままでなかったが、とてもおもしろい。

■先週の木曜日には遊園地再生事業団の2年ぶりの新作『ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所』を座・高円寺に見に行ったのだった。「わかりやすい」ということはないのだけれど、とてもシンプルなものだったように思えるのはなんだろう。いわゆるストーリーというものに引っ張られずに、ひとつのやりとり(チャプターと言っていた)においての役者の身体と空間、台詞、音、のありかただけでとてもおもしろく観劇し感激した。ある場所を特定するようなセットというものがなく、また、演技を終えた(終えていない?)役者が舞台からはけずに端に座って次の出番を待つ。というのも良かった。演劇というものを私はほぼ遊園地再生事業団の作品しか観ていないのだけれど、いわゆる「演劇」というものからどんどん遠ざかっているのだろうなとぼんやり思うし、実際私が想像している「演劇」というものとはかけ離れている。ちなみに最近NOVOTONOの『PANORAMA PARADISE』というアルバムをよく聞いているのだけれども、山本精一歌唱の「夢の半周」という曲がこの舞台にものすごくマッチするなとふと思いました。