■師走も半分を過ぎ、残りわずか。私に残された休日はあと二日しかないのだった。

■貴重な休日の昨日木曜日は明るいうちに日曜市の準備を済まし、夕方に吉祥寺で散髪し、すっきりとした気分でKと台湾料理屋で満腹になるまで食べる。牡蠣と葱の炒め物がおいしかった。燗した老酒がしみる季節。

■あさって20日は今年最後のニチニチ日曜市。ひなたパンはお休みでゲストにまあるいパン屋さんと銅版画家のオバタクミさんが出店。

■先日ひさしぶりに西荻は坂本屋でカツ丼を食べる。注文が入ってから揚げてくれるカツとゆるめの卵、甘すぎない出汁、完璧である。そしてそのようなすばらしいカツ丼があるにもかかわらず、前面に押し出すこともなく、中華食堂の佇まいのまま、謙虚に、気取らず、奢らず、もくもくと仕事をしている。その姿、雰囲気にいつも感激してしまう。店を出るとうれしくて笑みがこぼれてしまうのだった。