ミュージックマガジンを立ち読みするとき、真っ先に読むのは松山晋也の連載「目かくしプレイ」。音楽家であるゲストに作品名を伏せて音楽を聴かせ反応をみるという内容。それらをまとめた本を最近読んでいたら、何回か倉地久美夫のCDをゲストに聴かせていて、ひさしぶりに倉地久美夫を聴くここ数日。もう何年も前、高円寺の円盤でその生演奏を聴きその自由闊達さに深く感銘を受け、その場にあった倉地氏のCDを3タイトル買ったことがあった。


■雑誌を読む前に目次は開かないことが多い。パラパラとやって目に付いたところを読む。もう読み終わったなと思っていた雑誌でもパラパラやってみると、見たことのないページが現れたりする。それが私の興味ある内容だったり執筆者だったりすると、ささやかだけれど、とてもうれしい。

■最近、武満徹黒沢明どですかでん」の音楽がとにかく好き)のCDをぽつぽつ買っている。この前吉祥寺ユニオンのクラシック館に行ったら、たくさんのタイトルが並んでいて、これから聴くものがたくさんある!とまた、ささやかだけれど、とてもうれしい気持ちになった。


■そういうことはこの前ポッドキャストで聞いた菊地坪内対談でも言っていて、まだ読んだ(観た)ことのない古典が山ほどあるっていうのは本当に幸せなことだと。