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■だいぶ暖かくなり、そういえば日も長くなったなと実感した日。
■中断していた小島信夫『各務原 名古屋 国立』講談社を読み進める。
夢の中に出てきて、あれほどの濃密ないわくありげな物語は、そのあとが続いて書かれているとみんな思うかもしれない。しかし夢の中であるというのだから、どんなにいわくありげに書かれてあっても、それはそれだけのことに過ぎないのであろう。とはいっても小説の中に出てくるのだから、尻きれとんぼに終りそうになるとしても、何かどこかでひびき合うことになるのかもしれない。
という、これは、堀江敏幸の小説「熊の敷石」について書かれた部分だが、この小説観は小島信夫の小説をあらわしているようにも思え、とくに「ひびき合う」という言葉にひどく感激してしまった。
- 作者: 小島信夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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■先日仕事終わりに以前はしょっちゅう飲んでいたMと久々の乾杯。鴨沢祐仁のブログのはなしとか仕事(本屋)のはなしとか旧友のはなしとかする。焦るようにふたりとも次々と杯を重ねた。
■その次の日は実家の面々に誕生日を祝ってもらったが皆本当に、自分も含め、飲みすぎだったように思う。
■金曜日「タモリ倶楽部」は空耳アワード。一回観ている作品もあらためておもしろい。というかあんなに熱心に観ているのに憶えていないもので、楽しい。そしてこの企画には欠かすことのできない近田春夫のラフなコメントの素晴らしさに感激。
■毎日のようにビールの友として愛食している安〜い柿ピーを今夜もポリポリ食べ過ぎた。あれは食べ過ぎるためにあると言っても良いかもしれない。中国産。