■またこうして更新が滞ってしまうのはつまらないことだ。せっかくなのだから毎日、のように、書きたいのだけれどそううまくはかないのだった。


■この前、週刊ベースボールを初めて買った。選手名鑑が付いている号だ。選手ひとりひとりの生年月日や成績や家族構成、好きな女性のタイプなどが顔写真とともに羅列されているだけだが、なかなかおもしろく飽きずにずっと眺めることができる。最近の選手についてはあまりくわしくないものの、自分と同い年の選手などなんとなく親しみを覚えたりする。そして私がよく野球を観ていた十年くらい前の選手たちが今コーチなどになって名鑑に姿をあらわしている。たとえば巨人。あの福王や香田といった地味な選手が一軍のコーチを務めるというのは驚きだし、篠塚とともにバッティングコーチを務めるのがあのキャッチャーの村田なのはいかがなものか。そしてヤクルトのページで投手コーチという肩書で伊藤智仁の名を見つけ感慨深く、あの素晴らしいピッチングが思い出されるのだった。それにしても「福岡ソフトバンクホークス」というチームはいまだに僕の中では「ダイエー」である。


■昨日久しぶりに行った吉祥寺の古本屋Rで買った坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』新潮社を拾い読みしていると、今(この本が出たのは2005年)の出版社PR誌について

連載頁が多過ぎる感じがする。連載頁が多いとスタティックになってしまう。それに、連載物ばかりだと単行本のための畑や温室に見えてしまう。

といいう部分があり、こういう言い方があったかと頷いて読んだ。無料で書店に置いてあるものなのだから逆にもっと自由に大胆なことができるはずなのだ。