■昨日通夜、今日告別式、初七日の法要、火葬を終える。次から次へとスムーズに事が運び、そのあっけなさにしばし呆然とさせられる。そういえば人間はヒトという生物なのだなと骨を見ていて思い、人間が死ぬというのはただ身体がなくなったというだけのことなのだとちらりと思う。


■火葬の後行ったレストランでは豪華な広間に通されテーブルが馬鹿でかくて向かいの人が遠くに見え、なんだか皇室気分を味わった。祖母から謎に秘められていた死んだ祖父との馴れ初めなどいろいろな話を聞きだすことができておおいに盛り上がる。


■宴は夕方に終わり家路に着く。珈琲を飲んで一服し沖島勲『出張』を観る。ゲリラに誘拐された主人公のサラリーマンが最後にはゲリラに向かって「頑張れよー!」と叫ぶラストが気持ちよかった。他にもいろいろ見所のあるいい映画だった。沖島勲のユーモア感覚が私は非常に好きかも知れない。他の作品もせっかくBOXセット買ったんだから早く観よう。