■新聞屋からもらった小さな缶ジュースを飲んでいる。夏であるなとしみじみと思う今日、高校野球が始まった。とりあえず、観てしまう。宮沢章夫も以前言っていたが、めずらしい苗字の選手を探す楽しみがある。昨日は「野路(のじ)」という選手に注目した。


■土曜日午後十時過ぎにバイトを終えて江ノ島に行く。江ノ島にかかる橋のすぐ近くにあるお店でゲラーズが出演するオールナイトイベントがあったからだ。オールナイトのイベントは久しぶりで気を張って赴いたが会場にいたのはゲラーズの演奏中だけで、あとは外で潮風に当たりながらだらだらと缶ビールを飲みながら、久しぶりに会った酒飲み仲間のTちゃんやゲラーズメンバーたちとフジロック出演を果たしてどうだった?などとあれこれ話していた。夜が明けて歩いた砂浜は海の家が乱立しているが、早朝で人はほとんどいないので妙な心地がしたのだった。



江ノ島から二時間かけて家に戻り寝てすぐに出かけた向かう先は神宮球場だった。巨人対ヤクルト。ホームランがたくさん観れて興奮した。ビールもよく飲んだ。

■昨日は渋谷でカウリスマキの『街のあかり』。あのカウリスマキ節ともいうべき独特の照明による映像、台詞の少なさがやはりいい。かっこつけることのかっこよさっていうのはやはり確実にある。ということを思わせてくれるとてもいい映画。観ようによっては『ラザロ』にも通ずる問題意識を感じることができると思った。夜は北区の王子神谷の「シアター・バビロンの流れのほとりにて」にて杉田丈作・井上みちる・野出春子・KODONA・Cat-Ratによる『ウブウブ舞踏沓-Old Red Shoes-』を鑑賞。全体に漂う「軽み」が心地いい。いわゆる「舞踏」というものからは遠く離れているように感じ、それはそれでいいなと思った。