充実の休日

■休日。起床してすぐスープを作り、ひじきご飯とともに朝食とし、朝早く(9時ころ)家を出て駅前タリーズで一服。古井由吉『女たちの家』中公文庫を読み終える。ずーっと温度が変わらないまま終わるのが凄まじい。引き込まれた。


■午前中から競馬。第1レースから競馬に行くというのは人が少ないせいか何とも贅沢な気分である。ちょい負け。


■渋谷に出て、アップリンクへ。「真夏の豊田道倫宇波拓 ─ 東京の恋人LIVE<番外編>」を観るためだ。早めに着いたので、付属のレストラン「Tabera」でピタサンドとグレープフルーツジュース。その時に大雨が降り始める。降られずに済んだ。電車が止まっているという声が聞こえる。早く来てよかったな。


■僕の好きなミュージシャン、豊田道倫宇波拓。2人で演奏するというたまらない企画。バイトを休みにして楽しみにしていた。昼間に豊田さんの歌を聴くというのは妙な気分。宇波さんの添えるギターの音色が気持ちよかった。アップリンクという場所のせいか、昼間ということもあるのか、豊田さんの歌が普段よりも肩の力が抜けているように感じられそれはそれですごく新鮮で気持ちがよかった。ハイネケンと共に。

■またこの2人きりの共演を観たい。宇波さんの歌をいつか聴いてみたい。


■ぶらぶらと時間を潰して阿佐ヶ谷ラピュタ荒木一郎特集三回目の訪問。今夜は中島貞夫監督『ポルノの女王 日本セックス旅行』。チラシのコピーに「『気狂いピエロ』を裏返したラストも感動的だ」とあるが、まさにこのラストは意表を突かれ気持ちの良い苦笑を伴なう感動的なものだった、これは荒木一郎だからこそかっこよいのだとあらためて荒木を好きになった。