コーヒー&シガレッツ

■昼、モスで食事してバウスシアターへ。ジム・ジャームッシュコーヒー&シガレッツ』を観る。全世界で盛り上がっている禁煙(嫌煙)志向に対抗する映画だと思っていたけれど全然違った。基本的には2人(もしくは3人)の会話で成り立っていて、「小噺」という言葉が似合う実に絶妙な後味を残す短編が続く。その後味が珈琲だったり煙草だったりして、ハッとしたりニヤリとしたり。

ジャームッシュは短編が実にいい。『10ミニッツオールダー』もそうだった。


■それにしても観ている最中珈琲も煙草も欲しくなって困った。僕はどちらも中毒。終わって外に出てすぐに煙草に火をつけた。


■夕方、歩く。そのあとのビールを美味しくするためというのも、少し、ある。

三鷹S堂で色川武大『生家へ』、『花のさかりは地下道で』(両方とも文庫版。初めて見た。前者は探していた。後者は初めてその存在を知る)、開高健『人とこの世界』(中公文庫。対談集。深沢七郎との対談が載っているため迷わず買う)。ここのところ毎週のようにS堂に行ってるなあ。駅から遠いけれど、そこまでの道を歩くのも好き。途中でたい焼きを食べたり。

■帰り道、ビールやら何やらをたくさん体内に摂りいれる。若者に文句たれながら。

■家でまた『ビッグ・フィッシュ』。


■そういや新潮と群像の7月号も買った。鹿島田真希さん、三島賞受賞したんだ。『六〇〇〇度の愛』で確かに変わったよなー。ぼくは好き。