指きり
■朝、早起き。と言っても9時だけれど。溜まってしまった燃えるゴミを出すため。いつでもゴミが出せるところに住んでる人が羨ましい。
■せっかくバイトまで時間があることだし、日曜日にフライングしてしまって準備中だった新宿の古本祭りへ。平日の午前中だというのに結構人がいる。おじさんおばさんばかりで若いのはほとんどいない。なぜか就職活動中と思われるリクルートスーツに身を包んだ女の子が結構いた。
こんなところで油売ってちゃだめだよ。何を買うのかなあとのぞいてみたり。
■で、祭り、期待はずれだった。一応全部流してみたものの特に驚嘆するものにも巡り合えず、特に安くもない。せっかくこのために新宿まで出てきたのにがっかり。結局、吉野秀雄『良寛』、西東三鬼『神戸|続神戸|俳愚伝』の文庫2冊のみ。
まあ買ったんだけれども。
■荻窪に出て、珈琲豆、カツ丼、蕎麦。
■西荻で珈琲と煙草。収穫をパラリと味わう。
■バイト前にもう、なんというか、充実。
■バイト中、指を切ってしまう。カッターでさっくりと深く。中の肉が見えた。久しぶりに外傷を負う。血がなかなか止まらなくてドッと冷や汗をかく。でもこれが良かった。今日はあることに思いを巡らせ堂々巡りの迷宮を彷徨っていたためにボーっとしていた。
指を切って目が覚めた。
■帰り道、国立のブックで石川淳『文学大概』(これ初めて見た。むかしの中公文庫のラインナップは良いなあ)、スタジオボイス『フルクサス特集』(95年4月号。何をいまさらフルクサス?という感じですが)。