もりもり

収穫

■バイト後、西荻のO館へ。安岡章太郎『酒屋へ三里 豆腐屋へ二里』(タイトルと、そして、装丁に魅かれた。)、マイルス・デイビス クインシー・トループ著 中山康樹訳『マイルス・デイビス自叙伝Ⅰ・Ⅱ』(東大の授業の参考書として)を購入。

■朝、ご飯を二杯。珍しいこともあるもんだ。普段めったにご飯のお代わりなんてしないのに三つ葉のおひたしとウインナーと納豆と共にもりもりと食べる。しかも昨夜は焼肉屋で腹一杯食べたのにな。まあ食欲があるのは良いことだ。腹が減って食事をするのは気分が良い。ここ最近、食べる量が増えると共にビールの量も増えている。暖かくなってきたせいだろう。
もりもり食べて、
がぶがぶ飲んで、
ぶくぶく太ってしまうだろうか。

■バイト先の店内、積んであった本を崩すという悪事を働いた赤ん坊が母親に怒られて、頭を叩かれていた。その「ポカリ」という音がすごく良く響いたもので思わず吹き出してしまう。しかも彼は平気な顔で、泣くことは愚か、むしろニヤニヤしているから、それもまた可笑しい。母親は余計に苛々してまた「ポカリ」と良い音。それでもニヤニヤ、まったく表情を崩さない彼は帰り際僕に向かって「ごめんなちゃい」と大きな声で言った。
僕はよしよしと頭を撫でる代わりに叩いていい音を出したかったけれど、できなかった。悔やまれる。