2005-07-30から1日間の記事一覧

残響

■保坂和志『残響』を読んだ。自己と他者の距離や関わり方について、性格の違う登場人物の存在を用いて、複数の視点で語られている。作者は、自己が他者に向ける「想い」という形のないモノの輪郭を執拗なまでに探ろうとしているように感じた。その探る手つき…