■今は10月といっても暖かくて昼間の外に出て一服するのが気持ちいい。朝顔なのか夕顔なのか定かではないけれど、いつのまにか蔓がのびて花が咲き、プカプカしながら眺めている。

■先月今月と小学校時代からの友人の結婚式に出席した。先月と今月、同じテーブルの顔ぶれがほとんど変わらず妙だった。いろいろなところから結婚の知らせが届く。そういう時期、というものなのだろうか。


■新居を紹介してくれた隣人のJさんとは引っ越してきて以来ずっと飲もう飲もうと言っていたのだがどうにもこうにも予定が合わず、先月の終わりにやっと深夜に飲むことができよかったなあなどと思っていたら、それから10日足らずの間に四度ほどあちらの家こちらの家を行き来しつつ深夜、もしくは朝まで飲んだ。ご近所づきあいが急に激しくなる秋。こちらに遊びに来ていた久しぶりの友人TちゃんとJさんを引き合わせることができて良かった。また、あちらに遊びに来ていたJさんの友人たちと飲んで、少しの間こちらの家に移動し本部屋を披露したのも楽しかった。隣の家に飲みに行く面白さは、たとえば、ソーダがなくなっちゃったとなれば、家にあるよとひょいと取りに帰れる、その軽やかさにある。

■方々を旅してとどまることを知らなかったTちゃんが東京に戻ってきて落ち着こうと思うと語った。大阪に嫁に行ったKちゃんが夫と一緒に東京で暮らし始めた。戻ってくるものなんだな。次は誰だろう。東京を離れていった友人たちのことを思う。