■午前中から中央線に乗り古本屋をめぐり、昼過ぎには帰ってきて日曜市の準備をし夜になり秋刀魚を食べてテレビを観てまた準備の続きをする木曜日。

■最近はクレイジーケンバンドの「せぷてんばあ」と荒井由美の「晩夏」ばかり聴いている。この時期になんとわかりやすい選曲だろう。クレイジーケンバンドについて昔の私はなんとなくイロモノ的なバンドだと思っていてろくに聴く気にならなかった(イロモノが悪いと云っているわけではありません…)が、ふと手にしたベスト盤を聴いてみたら単純にいい曲満載ですっかりやられてしまったわけだ。


■昨日は夜に今年初めてというめずらしく長い間が空いてしまった高校の同級生で某有名漫画古書チェーンに勤めるMと飲む。映画の話ばかりしていた。そういえばこの前の日曜日に私はDVDで吉田喜重の『エロス+虐殺』をやっと観た。やっとというのは4時間近くある映画(ロングバージョン)なので躊躇していたからだ。大杉栄役の細川俊之がかっこよかった。そしてやはり吉田喜重の映画を観るといつも思うことだが映像の構図がよく、どこで一時停止しても絵になるというかんじで唸った。しかし4時間は長いもので酒なしで観ようと思っていたが途中から我慢できなくなってビールを飲み、ソファに横になりながらの鑑賞。あの襖がパタパタと倒れるシーンは実によかった。映画の自由を感じた。