■備忘録を書こう。


■水曜日の夜はひさしぶりにMと痛飲。同じ時、Kが恵比寿に行ったのにヒントを得て、西荻の焼き鳥屋「戎(えびす)」で飲んだ。やはりここの店員は動き・対応に無駄がなく眺めていて気持ちよい。それだけで酒がすすむ。


■木曜日は自転車に乗って隣町に行き、飯でも食おうと自転車から降りたら、腰に激しい痛みがあり、ムーハンで海南チキンライスを食べるも腰に気をとられ、味に集中できず。もったいない。急遽近所の実家で休憩させてもらい、母親に東洋的な治療を施してもらう。今日はだいぶ調子いいが油断ならない。時々ぴくっと激しい痛みに襲われることがあり、爆弾をかかえているようだ。腰をさすりながら谷保天満宮へ赴き、いろいろと神主さんの話を聞く。



■今、平岡正明の『哲学的落語家』を読んでいて、そのなかで論じられている桂枝雀をこれを機にようやく借りてきたDVDで観る。「代書」と「寝床」、上方落語をちゃんと聴いたのは初めてで江戸弁でない落語とはどんなものかと構えて観たが、とにかくそんなことは気にならず、ただただ桂枝雀というひとの魅力にやられる。それはあの早い口調でもあるし、あの動きでもあるし、またあの表情である。今この世にいないことがとても残念であるが、とにかく残された映像を音を私はこれからたくさん観聞きすることになるだろう。