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■今日は涼しい。半袖ですごしたが寒いくらいで、さびしい。晩夏。
■昨日は午前中に近所の駅ビルの高いところにある喫茶店に行く。コーヒーをすすり堀江敏幸のエッセイを読みつつ、気になるのは西方の空模様。夕方に高尾山のビアガーデンに行くのだが、予報は雨。午後は家で久しぶりにレトルトカレー。中村屋の野菜カレーはおいしく食べて、読書。ベケットの『伴侶』を途中で放り投げて、若手の詩人、手塚敦史『詩日記』ふらんす堂を読む。漢字とひらがなのバランスが自分の感覚にとてもしっくりくるので読んでいて気持ちがいい。
■近所の不動産屋で更新の手続き。もう2年か・・・月日が経つのは早いなあという、よくある感慨に襲われたりもするが、たとえばその間のこの「夏休民話」を紐といてみれば、それなりにいろいろあったことがわかるはず。
■夕方、いよいよ高尾山のビアガーデンへ。最近月一ペースで飲み会を設けているNちゃんとAさんとKと2時間制飲み放題であることから少々あせりつつペース速めにビールを流し込む。雨は降っておらず、良かったねーなどとのんきに言いつつ、いい眺めに感嘆の声を上げていたら、東の方角でピカッときてアレッと会場がざわつく。それからはまるで花火大会のように都心のほうで連発する光る稲妻を歓声とともに眺めつつ、「たまやー」という声が聞こえたり聞こえなかったり。不謹慎だと思われるかもしれないがなかなか貴重なシチュエーションで楽しませてもらった。まあそんなことをしていると罰は当たる。しっかりと高尾山でも雨は降り風が吹く。幸い屋根があるところにいたが濡れはしなかったものの山の風は冷たくタオルをマフラー代わりにして半袖から出た腕をさすっていたが、それでもビールは飲む。結局2時間なんてあっという間に過ぎ、しっかり1時間ほど延長し料金を払おうとしたら、こんな天気ですので延長料金はいらないです、と言われその機転のきく対応に感動し、ビールがいっぱいの膨らんだ腹を撫でた。また行きたい。しかし今度はものすごく暑い日に。この夏に。