ポケットに煙草一本梅雨の果て

■またひさしぶりの更新になってしまった。


■昨日今日と暑い。しかし、寒い。それが現代の夏ですなあ。冷房の効きすぎがこわいのです。


■昨日はひさしぶりに西部古書会館へ古書展に行った。会場には靴を脱いで上がる。それだけでくつろいだ気持ちになってしまう。初日の午前中とあって賑わっている。他人の持っている本が気になる。年輩の方が多く、みな真剣な表情で漁っている。歳をとってじいさんになっても夢中になれるものが私にはあるだろうかとふと思う。その日夕方には音羽館にも行く。買った本を記すのは最近あまりやっていないのだが、なんとなくやってみよう。
谷本陽蔵『お茶のある暮らし』草思社辻嘉一『滋味風味』中央公論社、松山俊太郎編『日本幻想文学集成 小栗虫太郎国書刊行会、野口富士男『感触的昭和文壇史』文藝春秋、サミュエル・ベケット『伴侶』りぶるどるしおる、富士正晴『贋・久坂葉子伝』ちくま文庫吉村昭『私の文学漂流』新潮文庫


■最近は細野晴臣の「トロピカル三部作」ばかり聴いている。