■焼きそばつくって食べて、近所を自転車走らせ本を買ったり、ねこを眺めたりする。途中腹が減り寄ったファミレスではパートのおばさんが若い女の子に怒られていて、居たたまれなくなった。ピザを食べる。


■買ってきた名作マンガ久住昌之×谷口ジロー孤独のグルメ』扶桑社文庫を畳の部屋でごろごろしながら夢中で読む。最近新装版が出て話題になっていたので、いまさらながら気になっていたのだ。たんたんとまじめに食事をする主人公に相づちをうつ。料理をいくつか注文し、食材がダブってしまって落胆する姿などたまらなくいい。知らない町で腹がヘリどこに入ろうかと逡巡するようすや、いざ店に入るときに緊張感で強ばる表情が自分を見ているよう。むかし、初めてのひとり旅で東北地方をまわったとき、青森駅前のひなびた食堂に意を決して入り、瓶ビールとともに注文した刺身定食の味がいつまでも忘れられない。

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)


■夕食、唐揚げと枝豆。