■昨日の古本市へまた、今度は自転車に乗って、行く。ひとは昨日と打って変わってまばらで残り香を楽しむ。やっぱりないかなと思いつつもちらほら見つかり現代詩文庫など数冊購入。



■夜は中華風の鶏の唐揚げをたくさんたべてビールを飲む。川本三郎マイ・バック・ページ河出文庫を拾い読み。いろんな本で読み知っている今はなき新宿西口の淀橋浄水場についてあらためてとても興味が湧く。著者はコルトレーンが死んだ67年の夏、「葬式」と称してその浄水場に『至上の愛』のレコードを「埋葬」したのだった(「町はときどき美しい」より)。当時の若者にとって淀橋浄水場とはどんな場所だったのだろう。そしてそれは新宿という街がことさら輝いていた時代のはなしだ。