■朝早く、といっても私にとっては早いということで世間的にはまったくであろう、八時半に起きて素早く朝食を済ませ西武線で二駅青梅街道駅。古本市へ。開場時間にすこし遅れて到着するとすでに中はものすごい人だかり。入場制限していてそわそわしながら並ぶ。本をたくさん抱えているひとが大勢いて、ああもうあらかたさらわれてしまっただろうなとあきらめムードで入場。がしかし、ぽつぽつ欲しい本が視界に入ってくる。長谷川元吉『父・長谷川四郎の謎』草思社木下順二『ぜんぶ馬の話』文藝春秋後藤明生メメント・モリ―私の食道手術体験』中央公論社山田稔『コールマルタン界隈』河出書房新社深沢七郎『人間滅亡の唄』、あとカラーブックスのあまり見ないのを八冊。これでなんと五〇〇円もしない…というのはなんというか勝手にもうしわけないきもちになったりもする。そして他のお客さんが持っている本がとても気になりちらちらと拝見する私は、まだまだ物色したかったけれどバイトがあるので一時間足らずで後ろ髪ひかれる思いで会場をあとにした。

■そして荻窪ブックでは一〇五円の棚で講談社文芸文庫川崎長太郎を二冊と保田與重郎を一冊ひろったりもしていい気分になった今日のこの更新は購書日記。


■夜、めかぶ蕎麦。晩酌、新玉葱にポン酢をかけたのと冷奴とともに。