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■湯船に水を張り、おおきなやかんで何度も湯を沸かし湯船に注ぎ、ようやく風呂に浸かれるくらいになった。
■「牛若丸」というグラフィックデザイナーの松田行正が個人でやっている出版社がある。ここの本は奇抜で大胆な色、姿、形をしており、みつけるとハッとして、しげしげと眺めることになる。本棚にポツンと牛若丸の本があると、そこだけ次元が違うようで吸い込まれるように手が伸びてしまうのだった。伊藤俊治の『唐草抄』という本があり、一目で気に入り買ってしまった。鮮やかな群青色に金色の唐草模様がからまっている。函にはられたステッカーには「自然と形象の共振。人類の美の記憶を運ぶ文化の遺伝子=唐草。その長い旅の軌跡を多重なイメージと共に鮮明に描き出す文様形態概論。」というコピーがあった。中身は様々な唐草模様の図版も豊富で読み応えがありそうだ。
■以前買った牛若丸の本も奇抜だった。
2007-02-07 - 夏休民話