■冷たい風が吹き荒れる中、よせばいいのに競馬場に行ったのだった。空は晴れ、広々と視界がひらけ、気持ちが良かったのは最初だけ、風に当たり体が芯から冷え、屋内で戦略を練る。競馬場に行くということは屋外で過ごすことに意味があろうに屋内でモニターを見つめるつまらなさよ。少々の配当金を手にとぼとぼ帰る。


■帰ってソファにくっつきながら小島信夫各務原」を読む。今朝毎日新聞朝刊の堀江敏幸による小島論を読んだ影響だ。その書評欄には三浦雅士による中原昌也ニートピア2010』の書評も載っていてこちらもおもしろく読んだ。それから「新潮」三月号掲載の青山真治「見返りキメラ」も読了。