■今日、角野卓造を見た。陶芸家みたいな格好をしていた。「角野卓造」という名前がするっと出てきたことに驚く。



■日曜日。午前中に家を出て西部古書会館へ。初めての即売展。靴を脱いで上がるのに戸惑ったが、澄ました顔で、慣れている風に、じっくりと舐めるように棚を見る。二日目のしかも昼過ぎということもあってか、なかなか欲しいものがたくさんというわけにはいかない。阿部昭『エッセーの楽しみ』岩波書店耕治人『天井から降る哀しい音』講談社矢野誠一『落語讀本』文春文庫の3冊だけ買う。これで千円以下。いい買い物だ。耕治人のは中川一政の装丁。

■この日はKの両親が東京にやってきた。まだ会うのは二回目なので少々(いや、とても)緊張。私とKとお互いの両親が集まる初会合、国立の老舗喫茶店「ロージナ」で和やかな時間が流れた。男3人は麦酒で緊張をごまかした。


■夜はKとKの父母弟と下北で飲む。たくさん飲んでたくさん食べてたくさん話して、緊張がほどけていい心地がした。