■いつもよりはやく起きて、バイトまで余裕のある朝。というか昼。飯食って珈琲と煙草で一服。


■日曜日。余った18切符をもらったのでどこかへと考え、山梨に行くことに。中央本線に乗ってのんびりと。車中は本を読もうと思ったが景色と眠気が勝った。山梨市駅で降りてあたりを散策。桃の花に囲まれ興奮。これがほんとうの桃色か。くらくらした。菜の花の黄色と共にものすごい色彩。深沢七郎読みとしては一度は近づきたかった笛吹川の土手を登ったところからの眺めは壮観。


■再び中央本線に乗り石和温泉へ。なにか食べようと思ったが、適当な店が見つからず。がっくり。駅前は何の感慨もない景色。バスを待つ時間を潰すのに苦労。ちゃんと走れるかとつい疑ってしまいそうな音を発するバスに乗りがたごと山を登る。桃畑の間を走る。街が遠くなる。


ほったらかし温泉という露天風呂に行った。眼鏡をロッカーにいれてしまって景色がよく見えなかったが、上半身を風に吹かれながら湯に浸かったのはひさしぶりできもちよかった。広い温泉だったが、30分くらいおなじところで何も考えずひたすらぼうっとしていた。



■夜、いつか行ってみたかった甲府カンパラ食堂へ。Nさんに久しぶりに会った。外に見える車が走る道路を見ていたら近所にいるような不思議な心地。一瞬ここがどこかわからなくなる。すぐに店に馴染んでくつろげた。こういうときの僕の食欲はすさまじいものでKと張り切って食べたいと思ったものをとにかく頼む。本格的なタイ、ベトナムの味でものすごく満足。これでもかというくらい食べた。膨れた腹を抱えながら家路へ。車中、よく眠った。