■昨日は休日。


■億劫で延ばし延ばしにしていた役所での手続きを済ませた。意外にあっさりしたもので拍子抜け。


南武線谷保駅矢川駅の間に位置する国立市役所から国立駅まで歩く。私が生まれ育った街。少しノスタルジックな気分でオザケンを聴きながら歩く。軽快に歩くことができた。駅周辺でいろいろ本を買う。某古書店のおじいさんに「何をお探しですか」と問われたので、「ちくま文庫チェーホフ全集と小島信夫の本です」と答えたら、「小島さんねえ…よく自宅に本を取りに行ってたんですよ」と返されて、うっと息が詰まり「そうですか…」と微かな声で私は呟き何も言えなくなってしまった。あのおじいさんは小島信夫の死をどうとらえているのだろう…それからあと店を出てからもなんだか妙に胸がつかえて取れなかった。そこでは文庫本を5冊。一枚の紙で包んでくれるのがいい。ブックで去年の『ユリイカ吉田健一特集号』、高橋英夫『京都で、本さがし』講談社など。

国分寺に戻り自転車で今度は国分寺市役所へ。閉まる直前、あわてて手続き。古本屋三軒回りまたいろいろ買う。内田百輭まあだかい」、コリン・ウィルソン 田村隆一訳『わが酒の讃歌』(こんなのあるの知らなかった!)を買えたのが収穫。日曜市用にもいろいろ。『太陽・植草甚一特集』を500円で買えたのもうれしかった。


■夕食は自宅で鍋納め。鶏と白菜、焼き豆腐、春菊、牛蒡、えのきなどを入れたシンプルな水炊き。ハートランドビールと共に。

■借りてきたDVD、新藤兼人監督『三文役者』を観る。