■相も変わらず購書と読書と酒の日々である。



■木曜日、金曜日と連休で中央線沿線をうろちょろして購書。自分用にはベケットの小説『モロイ』を阿佐ヶ谷の馴染みの古本屋「風船舎」で買う。ベケットの戯曲は読んだことがあるが、小説はまだない。『モロイ』、聞くところによると手強そうなので体調がいいときに読んでみたい。「風船舎」のAさんとあれこれ話し、帰り際、『sumus別冊・まるごと中公文庫』を貸していただく。パラパラ捲るといつの間にか引き込まれ隅々まで読んでしまった。中公文庫欲が上がる。絶版で意外となかなか見当たらないちくま文庫の『チェーホフ全集』2巻をG舎でみつける。チェーホフを読み進めていきたいのだ。


■最近、電車内読書ができないでいる。なぜなら携帯で将棋をしているから。3、4日前から急に将棋がしたくなり、携帯とパソコンでポチポチと修行に励んでいる。なんとか最低レベルのコンピューターには勝てるようになった。日々、上達していくようで楽しい。そのうち将棋盤にパチンとやりたいところだが、いつまで飽きずに続くことやら、とKは横目で見ている。


■自分にとってあたらしいことに興味を持つと、その分野の本に目に行くというのが常である。「将棋」コーナーに足をのばし手にとってみる。奥の深い世界がそこにはあり、目まいをおこしてしまいそうな気分になる。


■金曜夜は辛酸なめ子のサイン会帰りのMMコンビと終電まで激安麦酒宴。何杯飲んだか憶えていない。吉祥寺で。