■またまた恒例の久しぶりの更新。


■酒を飲んだり出かけたり本を読んだり眠ったり、忙しかった。こういうのは忙しいとは言わないか。


■週に3、4話ペースで「寺内貫太郎一家」をDVDで観ている。ちょい役の吉行和子(だと思う。たぶん)がとてもきれいで見惚れる。



■なにをしていたか。いちいち全部書くのは面倒だ。毎日更新していれば良いのだがそううまくはいかないものである。自宅に客人を招き鍋をした。今月の日曜市にはワインを温め水筒にいれ持って行った。昼間の酒は旨い。いい気分で本を売る。そのためか、たくさん買ってくれた方には負けて差し上げた。


■それからまあいろんなことがあったが、まあ酒の酔いにまみれた記憶がほとんどだ。


■いろんな本に手をつけてはちょっとづつ読んでいる。今日は新潮新年号を買った。創作に関しては興味のあるものはあまりない。金原ひとみ堀江敏幸の創作は読もうと思う。小島信夫氏への追悼文をまず読む。やはり保坂和志の追悼文を張り切って読む。そして楽しみにしている連載に取り掛かる。大竹伸朗の「見えない音、聴こえない絵」、椹木野衣の「文化の震度」。後者は大竹伸朗について。


■昨日大竹伸朗の全景展に再び行ってきた。前回とはうって変わって人が多くて驚いた。終盤だからだろう。ざわざわと他人の反応を気にしながら楽しむ。また今回もひとつひとつ丹念に観ることなどできない。二千点の作品群。ただただその量を浴びる。展示後半になってくると、人ごみがばらけ、へとへとになってペタンと座っている人が多く見られるのがおかしい。私もそのひとりなのだ。

■単純で安易な感想なのだが、ひとりの人間があれだけのたくさんの作品をこしらえたという事実は感激してしまう。いや、それはひとりの力ではないのはわかっているし、二千点という数が一人の作家にとってどのくらい多いことか本当はわからない。それくらいつくっているひとはたくさんいるのかもしれない。しかし、こうしてひとつの会場で一挙に展示してしまう大竹伸朗の無防備な感じがたまらなく、いい。やけくそとでも言おうか。慎重な気質の私は随分と刺激される。

■会場でまだ完成していない図録の予約をする。二月の上旬には届くという。約1,100ページ、約6kgという代物。CDも付いて6300円。とてつもなく安い。


■帰り道に原宿の竹下通りのなかにひっそりとたたずむとんかつ屋でおろしとんかつ定食を食べた。