今日も休日

■朝七時に起きる。ここんとここんなに早く起きたことないから、妙にテンションが上がるが、午前中は家でいろいろ処理作業など。昼に駅前に出て昨日行った古本屋で買い残していたみすずの画集を買った。「エルンスト」と「ゴーガン」。エルンストはもちろん（？）瀧口修造のテキスト。モスで昼食。タリーズで珈琲、読書。嵐山光三郎『桃仙人』ちくま文庫を読み直す。深沢七郎ファミリーの一員だった嵐山光三郎がオヤカタ（深沢七郎）との関係を綴った小説。オヤカタの怖さが沁みる。おもしろい。

■いったん家に帰りまた夕方に外出。国分寺、吉祥寺でちょっとふらふらして。阿佐ヶ谷で友人と待ち合わせ馴染み（ちょっとご無沙汰してしまったが）の古本屋Ｆ舎へ。やっぱりここは欲しいものがある。そして値段も良心的。買わないで出るということがない。お世辞ではない。今日は森達也『放送禁止歌』、思潮社の現代詩文庫『入沢康夫詩集』、88年10月号のユリイカ『特集・深沢七郎の衝撃』。深沢特集のユリイカは今絶好のタイミングなので特に嬉しかった。あまり見かけないし。っていうか初めて見た。

■そして、久しぶりのラピュタ阿佐ヶ谷へ。レイトショウ。荒木一郎シリーズで今夜は内藤誠監督『ネオンくらげ』73年。笑えるロマンポルノだった。半分くらいカラミのシーンで、その中にはなんと乳を揉む田中小実昌を確認することとなり驚いた。おいしいちょい役として出演。笑いをとっていた。

■そして恒例、終電まで麦酒ばかり飲む。眠い。